1,「米FFレートが6%にまで上昇するという予想も」
昨晩のブルムバーグニュース。金利先物オプション取引でFFレート(短期政策レート)が6%に到達することに賭けている大口ポジションが増えているそうだ。今の市場予想より、1%以上高い水準だ。こうなればドル/円は日米金利差拡大でドル高に吹っ飛ぶだろう。
まだJPモルガンに勤めていたなら、私もこの方向で大きな勝負していただろう。今回のインフレは流動性過多が主因であり、お金を拐取しないことには収まらないと思っているからだ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-08/RPRV0PT0G1KW01?srnd=cojp-v2
2,「日本では死んでしまった金利先物マーケット」
日本での金利先物(短期金利の先物)も、私は金利スワップの変動金利のヘッジに使ったり、トレーディング(といっても儲けが少ないので超巨額の取引になってしまう)に使っていたが、今は日本では短期金利が動かないから市場は完璧に死んでしまった。国債マーケットも機能不全が続くと同じように一時死んでしまう可能性もある。そうなると国はもう国債発行することが出来なくなる。一度死んでしまうと、再会は大変。そのリスクはゼロではない。
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