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資産を増やしたい!そんな時に選ぶ資産運用方法

資産を増やしたいとき、どういった投資戦略で増やしていけば良いのでしょうか。

現在の日本では、資産家や投資家、起業家、経営者でなくても資産運用を行うサラリーマンは増えてきており、富裕層になった方もいらっしゃるでしょう。戦略的に投資を行っていけば、資産を増やしていくことは可能ですし、いつでもセミリタイアできるようにもなります。

本記事では、会社で働きながら資産を増やしていく方法を解説していきます。もし、あなたが、今より豊かになりたい。収入を1,000万円アップさせたい。富裕層までたどり着きたいなど、考えているならば、今できることを検討してみましょう。

 

外貨預金を活用した資産運用法

メガバンクをはじめ、国内の銀行や信用金庫など、お金を預けても金利があまりに安い(0.001%~0.1%程度)ため、少しでも金利の良いところに預けようと考えます。

外貨立ての預金ならば、国内に預けるより金利が高く、円以外の通貨を持つというリスクヘッジにもなるため、外貨預金を考える方もいます。

ドルやユーロ、ポンドなど選択の幅は多く、円より金利が高く、手堅くできるものもあれば、南アフリカのランドのようにハイリスク・ハイリターンもあります。

新興国の通貨の場合、10%を超えるものも普通にあり、一見するとリターンが大きいように感じます。しかしそれは、いつその外貨が紙くずになるかわからないからこそ高く設定しているため、外貨預金という安心を購入したいはずが、それができず、毎日ストレスと戦わなくてはいけません。

基本的に預金は長期的な視点で、金利を積み重ねていくため、時間がかかります。メガバンクの外貨預金を例にとってみましょう。

年利2.0%でも税引き後は年利1.59%になってしまいます。1,000万円預けたとして、年間で15.9万円増える計算です。

金融資産を1億円超すためには、現実的ではありませんね。

銀行金利と似たようなもので、金利の良い外国の預金口座を開設し、運用していく方が低リスクでしっかりとしたリターンが見込めます。中には、7%以上で運用できる先進国の口座もあるようです。

 

株式投資を活用した資産運用法

株式投資を活用し、資産を増やしていくことも働きながらできる方法のひとつです。

東証やマザーズなど、株式市場に上場している株を購入し、中・長期的に保有していく方法です。株には、配当がある株式と無配のものとあり、年収を上げていくためには、配当株式を取得する必要があります。

当たり前ですが、購入した株式の価値が下がれば、元本割れしますし、上がれば資産を増やせます。確実に上昇する株は存在せず、企業がオフィシャルで出している情報から推測し、期待できそうな銘柄を選ぶと良いでしょう。

なお、株式投資を有利にするために内部情報を取得し、その情報をもとに購入をしたら、インサイダー取引として処罰される可能性があります。

また、上場を狙っている会社の株(非公開株)を保有し、上場した際のキャピタルゲインを狙う方法もあります。もしサラリーマンに非公開株の情報が来たとしたら、詐欺ではないかと疑ってください。友人や知人が起業し、そこに融資をするならまだわかりますが、その情報がなぜ自分にもたらされたのかを考えましょう。

上場できずに終わる可能性もあります。

IPO直後の株を狙うという方法もあります。この場合は、誰もが買えるかと言ったらそうではなく抽選になりますが、上場後は、値動きも激しく、短期間で高いリターンを掴み取るチャンスでもあります。もちろん、上場がピークで下がる企業もあるため、見極める必要はあります。

株式投資は、気軽に始めようと思えばはじめられますが、それでしっかりと資産を増やしていくためには、どの銘柄を選ぶかという根拠が必要です。

その会社が出している情報から将来性があるかを推測しましょう。事業の将来性だけでなく、起業家が情熱的で壮大なビジョンとコミットメントを有している方など、人で購入するというのもひとつの方法です。

 

不動産投資を活用した資産運用法

不動産投資もサラリーマンができる資産を増やす方法のひとつです。株式投資や外貨預金と違って、ある程度まとまった金額があってはじめて、スタートできます。また、購入したい物件の頭金だけ用意し、ローンを組んで家を買う方法もあります。

基本的に不動産投資を行う場合は、銀行ローンを組み、負債を抱えて行うことになるため、利回りでの計算が重要になります。

基本的な概念としては、所有した不動産を誰かに貸し出し、家賃収入を得て、そこからローンの支払いや修繕費や補修費の積立を行います。ローンの支払いがあるときに、空室になってしまうと、自分自身が支払うようになるため、金銭的リスクを負うことになります。

不動産投資の魅力は、税制上のメリットが受けられることと、資産価値が高まったあとの売却益(キャピタルゲイン)に期待する方法もあります。不動産売買の場合、より高く売るためのテクニックも必要です。

ひとつの不動産を購入し、それを担保にさらにお金を借りるという方法もあります。一時的に借金は増えていくことにもなりますが、自分の力以上の投資ができるため、高いファイナンシャルIQを有することが望ましいです。

不動産投資の場合、国内に絞る必要はなく、海外の不動産投資も一考の価値があります。言語の壁や現地の協力者など、様々な要因が揃ってはじめてできることですが、視野を広げてみてはいかがでしょうか。

 

手を出してはいけない資産運用法

資産を増やすための投資方法として、手段はいくつもあります。しかし、あなたにとって良くない投資案件やそもそも損をするだろうというもの、リターンがあまりに少なすぎるものもあります。

基本的に、金利や利率、利回りなどで表現され、そのパーセンテージが増えていくと考えてください。投資によっては、様々な経費がかかるため、支払いも必要ですが、イメージはつくと思います。

比べてみるとわかるのが、利率が低い金融商品を選ぶより、高いものを選ぶはずです。手軽だから、楽だから、良さそうに思えたから、など、よくわからない感情に任せるのではなく、しっかりと数字で計算し、許容できるリスクかを検討して行いましょう。

手を出してはいけないものの中に、あまりに利率が低い案件もあります。例えば、保険会社の投資プランの様に、別で切り離したら多くのリターンが得られるはずなのに、抱き合わせられ、率が低い金融商品はおすすめしません。

また、不動産でも購入時の金額より、価値が驚くほど下がってしまう案件も同様です。不動産の場合、基本的に土地の値段は、上昇・下落はあったとしても、最終的にはゼロになることはありません。しかし建物は、劣化していくため、いつかはゼロに近くなります。

マンションなど、土地が区分所有になる場合は、取得価格と売却価格に差が大きくなる場合もあります。

自分にとって良い投資なのかをしっかり理解して、実際の投資にあたってください。

それと、手を出していけない金融商品ではありませんが、自己資金があまりに無さすぎて、資産運用をする意味をなさない場合は、お金でお金を増やすことを考えずに、手元の資金を増やすことのみを考えましょう。

 

まとめ

サラリーマンでも、きっちりとした資産運用を行うことで、資産を増やしていくことは可能です。外貨預金の場合は、基本的に口座に入れて放置ということになりますが、株式や不動産の場合は、勉強することも増えます。

株式投資や不動産投資の中でも、手堅くそれを続けていれば結果的に資産を増やすことはできます。コツコツ積み上げたサラリーマンが、富裕層になっていてもおかしくはありません。

もちろん、投資を始める際にある程度まとまった資金は必要です。それがない方は、まずは資金を作るところから始めましょう。

すべてにおいて言えることですが、高いファイナンシャルIQを持ち、自分にとってどの投資を選択するのが最適なのかを考えることが重要です。

世の中には、広く知られているものとそうでないものも多いです。ごく一部の人しか知らないものは、詐欺のようなものも存在します。そのときに、自分の資産を守るには高いIQが必要です。何が危険で、何がおかしいのか。それをしっかり理解し、実際の投資にあたることをおすすめします。