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1億円思考江上治コラム~江上治が改めて伝えたいメッセージ#6

先行きの見えにくいVUCAの時代。改めて知っておきたいのが、物事の原理原則や普遍的な真理です。過去の偉人たちや数々の事業・会社を立ち上げ、成功させてきた創業経営者たちの言葉には、そんな原理原則と真理がたくさん含まれています。ベストセラー作家としての顔も持つ江上治の数々の著書のなかから、「江上治が改めて伝えたいメッセージ」として抜粋してお伝えします。

本を読むだけでなく、実際に体験してみること

一流ホテルに自腹で泊まってみるのもいいでしょう。

帝国ホテルやリッツ・カールトンのサービス品質について書かれた本はありますが、本を読むだけでなく、実際に体験してみることで、一流とは何かの実感値を蓄積していくことができます。

年収1億円プレーヤーの共通点

目的意識を持っているか、価値観は明確か?

継続する力があるか、損切りはできるか?

集中して取り組んでいるか、将来性はあるか?

コストパフォーマンスを考えているか?

他人から学ぶ、吸収する力があるか?

インプットだけでなく、アウトプットをしているか?

基本を大切にしているか?

一流のものに触れているか?

人生は無限ではなく、いつかは終わりを迎える有限なもの

人生における目的意識の高さは、「人生の残り時間」に対する認識の強さに比例すると私は思っています。

私たちの人生は無限ではなく、いつかは終わりを迎える有限なものです。

そのことを強く認識し、その有限な人生で何を成したいのかを真剣に考える人だけが、稼ぐ人になることができます。

コツコツと我慢強く継続する力

稼ぐ人に共通する最も特徴的なことは、コツコツと我慢強く継続する力です。

継続することは意外に難しく、また継続できない人は、まずもって成功しません。

時間の投資先をしっかり選定する

「ハードワーク」という、一見悪くないこの行為が悪い結果につながる時もあります。

日本人にとってハードワークは美徳の印象があるでしょう。

誰よりもたくさん、長く働けば一番になれる。

犠牲を払ってもやり通す、あきらめない。

しかしまず、時間の投資先をしっかり選定した方がいい。

結果やお金を生む可能性の低い仕事に、時間や労力を注いで多大な犠牲を払うのは正気の沙汰ではありません。

マネジメントを考えないとダメ

「江上さん、走りすぎじゃないの。少しは力の抜き方を覚えた方がいいよ」私がちょうど45歳を過ぎたタイミングの時、ある社長からこのように言われました。

二十代のうちは、仕事の基礎力を身につけながらスキルを磨く。

三十代では、二十代でモノにしたスキルを使ってお金を稼ぐ。

そして四十代になったら、それなりの働き方に変えていく必要があるというのです。

「プレーヤーとして前線に立つばかりでなく、マネジメントを考えないとダメだよ。自分ばかり走っていても、組織としてよい仕事はできないよ」とその社長は私に教えてくれました。

付き合う人を変える覚悟を持つ

稼げる人間になるために、環境を変えましょう。

そのひとつとして、付き合う人を変える。

付き合う人を変えるということは、今まであった人間関係を断ち切るということです。

今まで自分が受けていた好意的な評価などもすべて捨てることになるでしょう。

関係を断ち切った人から、今後気にかけてももらえないでしょう。

また、好意的な評価だったのに自分が離れていったことにより「あの人は気が変わる」「冷たくなった」など、攻撃されることもあります。

こういった可能性があることを考え、それでも自分の成長には必要だと思ったら覚悟をもって行うことです。

人生の豊かさ、無形資産のキーワードは「人」

そして新たに人間関係を築くのには時間がかかります。

これは決して簡単ではないし、うまくいかない時だってあるでしょう。

孤独感を感じるかもしれませんが、逆にそれが清々しく感じることだってあるのかもしれません。

人生の豊かさ、無形資産のキーワードは「人」です。

そこにあなたがもし迷いを感じているのであれば、おもいきって関係を白紙に戻す勇気を持ちましょう。

結果あなたの人生の質が上がるのかもしれないのだから。

※本コラムは、筆者の許可をとって掲載しております。
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