1.「ブラックロックCEOのコメント」
世界最大の資産運用会社であるブラックロック社のCEOのコメント。
もしこのコメントが正しいのならば、世界で段違で最大規模の緩和を行ってしまった日本が最大のペナルティーを受ける。私は彼の発言が正しいと思う。
世界最大の資産運用会社であるブラックロック社のCEOのコメント。そのCEOであるからには、それなりにマーケットへの影響はある。
MMT論者、財政出動論者、「統合政府論で考えれば財政は大丈夫」論者の罪は大きい。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN15DKQ0V10C23A3000000/
2.「オーソドックスな金融論をないがしろにした当然の報い」
ブラックロックCEOが言うように、現在、起こりうる金融システムの危機が緩和のやりすぎであるならば、財政ファイナンスを行った結果であり、歴史は繰り返すということ。オーソドックスな金融論をないがしろにした当然の報い。MMT論者、財政出動論者、「統合政府論で考えれば財政は大丈夫」論者の罪は大きい。
3.「欧米の金融システムは大丈夫だと思うが日本は?」
とは言いながら、欧米の財政ファイナンスの程度は日本に比べたら、大人と子供の差。欧米は何とか金融システムを守りきれると思うが、すさまじい財政ファイナンスを行ってきた日本は疑問。円の紙くず化。
4「ドル不足顕在化」
ドル不足が顕著になりつつあり、ドルの現金に近いものに資金が集中しているようだ。前々から言ってきたように、今は資産を増やす時期ではなくどう守るかの時期。現金に近い形がよい。(大手行への)ドル預金やドルのMMF。長い期間の債券は不可。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-15/RRKO1TDWLU6801?srnd=cojp-v2
6.「今後は債券とクレジットの市場収縮」
レイ・ダリオ氏が「これから債券とクレジットの市場収縮を経て問題は山積し始める見通し」というように私もこれから「債券とクレジットの市場収縮」が始まると思う。長期債やクレジットの低い金融証券の購入は、よろしくないと私は思う。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-15/RRKE4UDWLU6A01?srnd=cojp-v2
(藤巻健史 公式ホームページから引用 ※ご本人の許可をいただいています) 藤巻健史 公式ホームページ https://www.fujimaki-japan.com/