先行きの見えにくいVUCAの時代。
改めて知っておきたいのが、物事の原理原則や普遍的な真理です。
過去の偉人たちや数々の事業・会社を立ち上げ、成功させてきた創業経営者たちの言葉には、そんな原理原則と真理がたくさん含まれています。
ベストセラー作家としての顔も持つ江上治の数々の著書のなかから、「江上治が改めて伝えたいメッセージ」として抜粋してお伝えします。
相手の興味や心の状態を知ろうとする労を惜しまないこと
コミュニケーションとは恋愛のようなものです。
口説くには、相手のことを事前にリサーチし、好みに合わせようとするでしょう。
コミュニケーションも同じです。
事前に相手の部下や関係者に取材して、相手の興味や心の状態を知ろうとする労を惜しまないことです。
いきなり相手に会うことはしません
相手に会う前にどれだけ相手のことを知っているか。
稼ぐ人はコミュニケーションにおいて、事前の情報収集が非常に大事であることをわかっています。
ですから、いきなり相手に会うことはしません。
面会する前に必ず、相手の状態や興味関心をリサーチします。
事前に相手のことをリサーチして根回ししておく
どのような話をすれば相手のためになるのか、相手はメリットを感じてくれるのか。
事前に相手のことをリサーチして根回ししておくのが、稼ぐ人のやり方です。
ストーリーを語る言葉を持っている
年収1億円以上を稼ぐ成功者と接する中で感じることは、彼らは皆、ストーリーを語る言葉を持っているということです。
話すべきことについて、自分の考えや意見、知識やデータを織り交ぜ、まるでひとつの物語をつむぐように話を展開することができるのです。
なぜそのようなことができるのかというと、大きな成功を収めた人たちは、常に真剣に自分の人生と向き合い、人生について考えてきたからです。
失敗や挫折は多くのことを学べるチャンスである
言い訳をする人は、素直に自分の非を認めたり、他人の忠告に耳を傾けることができません。
失敗や挫折は多くのことを学べるチャンスであるにも関わらず、自分の非に素直に向き合わないために、みすみす成長の機会を逃しているのです。
相手に理解してもらえるように伝える能力
コミュニケーション能力とは、相手に理解してもらえるように伝える能力ともいえます。
そのためには、わかりやすい例えを使って話すことも大切です。
自分の軸を確立する以外に方法はありません
自分に自信を持つことが大切です。
相手のペースを遮って、話の方向を転換するには勇気がいります。
相手のエネルギーに圧倒され、ペースに飲まれないための自信を得るには、自分の得意分野で強みを磨き、自分の軸を確立する以外に方法はありません。
自分なりの仮説を持つことは絶対に必要です
自分なりの仮説を持つことは絶対に必要です。
仮説を持って話すとは、つまりは自分の強みや自分軸に照らし合わせて話ができるということです。
相手の求める、望むことに対して、自分なら何ができるのか。
ほかの誰でもなく、自分だからこそ提供できる価値をしっかりと伝えられなければ、相手にとってメリットがありません。
失敗や挫折した自分を躊躇せずにさらけ出す強さも持っています
成功した人たちの話には、ドラマがあります。
飽くなきチャレンジを繰り返し、成功もすれば失敗もしている。
そんな山あり谷ありの人生からつむぎだされるストーリーが面白くないわけがありません。
彼らは失敗や挫折した自分を躊躇せずにさらけ出す強さも持っています。
「この人でもこんな失敗をしているんだ」という意外性は、相手の共感と信頼を生み出します。
覚悟を決めて問題解決にあたった方が自分の成長にもつながります
失敗も挫折も、そこに至る過程で人生の選択をしてきたのはすべて自分です。
他人のせいにするよりも、覚悟を決めて問題解決にあたった方が自分の成長にもつながります。
気付かずに「でも」と言い訳を口走っている人は、その口癖からまずは改めてみてください。
稼ぐ人は言い訳をしません
稼ぐ人は言い訳をしません。
失敗も挫折もすべて自分の責任と受け止め、それを乗り越えるべく努力します。
また、失敗の原因を分析して、次に生かすことを考えます。
だからどんどん成長し、ますます稼ぐ人になっていくのです。
※本コラムは、筆者の許可をとって掲載しております。
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