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よく見るとお宝かも!?空き家活用の可能性

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(写真=shigemi okano/Shutterstock.com)

近年空き家が問題になっており、ニュースなどで目にすることも多くなっています。両親から受け継いだ家を「いつか住むかも」と売らずにいたり、「思い出のつまった家だから売りたくない」などの理由から、そのままになっていたりするケースも多くなっています。

しかし、空き家をそのままにしておくよりも、活用した方がいい場合が多いです。今回は空き家活用の可能性について解説していきます。

社会問題になりつつある「空き家」問題の現状

「空き家」は誰も住んでいないので、犯罪の温床になってしまうことが懸念されています。また、災害でその家屋が壊れてしまった場合、住んでいれば当然修繕していきますが、空き家は修繕せずにそのままにしてしまうケースがあるようです。修繕をしないと損壊の程度によっては、隣家に倒壊の危険が及ぶなどリスクが高まります。

住んでいる人がいればゴミがそのまま放置されることはなく、異臭を放つ前に片づけられるはずですが、空き家ならばそのまま放置ということもあります。

空き家自体が社会問題として取り上げられるようになってきている背景から2014年11月に「空家等対策特別措置法」が成立しました。

空き家を活用したサービス

空き家には、住むことが可能な不動産はたくさんあります。それゆえ、空き家不動産を活用しようというサービスが増えてきています。空き家活用の一つとして近年話題になっている「民泊」があります。これは、一般の家屋を旅行者などに宿として貸し出すものです。

例えば、「Airbnb(エアビーアンドビー)」というマッチングサービスを利用すると、世界各国の利用者を募ることが可能です。「Airbnb」は、空き家を活用したい人がサイトにアカウント登録し、部屋の写真や貸せる日、宿泊費用などを設定し、ページを作成します。

そして、日本に旅行に来ようとしている外国人などがこのページを閲覧し、宿泊したいと思った場合は契約することができます。カギの受け渡し日や場所などは当事者間で決めることになります。宿泊費用の決済はサイト上で行われるため、受け取りができないということはありません。

所有者は宿泊者のために掃除をしたり、アメニティや設備のメンテナンスをしたりして、新たな利用者に貸し出していくことになります。近年、観光地の近辺の空き家が古民家として外国人にブームになっており、大きなリターンを得ている物件もあるようです。古い建物だから借り手がつかないという場合は、リフォームするだけで借り手が増える場合もあるようです。

また、空き家をどうしたらいいか分からないという人のために、相談に乗る機関もあります。空き家をそのまま持っているよりも、売却したり、家屋を撤去して空き地として駐車場経営をしたり、他の人や企業に貸し出すこともできます。そのままにしていれば、維持費がかかるだけの空き家も、活用次第では不動産投資と同じようにリターンを得られる可能性も秘めているのです。

余っている空き家を上手に活用する可能性とは

余っている空き家を上手に活用するには、需要にマッチしているかどうかがポイントになってくるのではないでしょうか。例えば、民泊においてはそもそも交通網が発達していない場所では、利用者を探すことは困難です。

しかし、主要な観光地付近ならば需要が一段と高まります。京都は外国人に人気の観光スポットですが、ここへ観光に来る旅行者は、日本風の家屋を経験したいという希望がある場合が多いのです。そのため、誰も住んでいない家屋を古民家として民泊に活用できれば、かなりのリターンを得ることができるでしょう。

大学の近辺ならば、受験シーズンに期間限定で民泊として貸し出すことも可能でしょう。このように需要を踏まえた活用をしていくことで、リターンを効率よく得ることが可能になるのです。

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